連載コラム

萩原 優 氏

『質』という言葉について

今回、質を語るということで『質』という言葉について考えてみました。

普段何気なく使っているが、そもそも『質』とはどういう意味なのだろうか。
まずそこから調べてみる事にしました。
広辞苑ではこう書かれていました。

    ① 生まれつき、天性
    ② 内容、中身、価値
    ③ 物がそれとして存在するあり方、性質(quality)

この中でいったら②、③の使い方をしていることが多いのかなと感じます。
むしろこの二つが混同されているのかもしれません。

しかしこれは私自身が『質』について考える前の話です。
このことについて考えていたら普段自分の中で使っている『質』の意味はどれに近いかが見えてきたように感じます。
これからそれについて話していきます。

『質』という言葉の意味を調べた後に、私自身がどのような時にこの言葉を使っているのかを考えてみました。
    仕事の質、生活の質、質が良い、質が悪いなど。
そこから私の中で一番イメージがしやすい仕事に関しての質が良い/質が悪いという部分について考えてみました。

自分で質が悪いと思うのはどのような時だろうか、そこからどのようにして質の良い状態に持っていこうとするのかなど。
そうやって考えているうちに自分の中である共通点を見つけました。
それは必ず自分以外の誰かが存在している事でした。
そこから私の中で思っていた『質』というものが明確になりました。

「きっと自分だけでは成立しない。人と作り上げていくものなのではないか。」

私はデイサービスでの運動指導を担当しています。
この際に前もって内容を考えていきます。
自分の中で今回は良い内容が出来たと思いながら実際にレッスンを行うと、自分のイメージと違うことがあります。
自分にとって良いものが相手にとっても良いものとは限りません。
レッスンは進行しますがお互いはすれ違ったままです。

自分にとっての良いを押し付けるのではなく、相手にとってもそう感じるものを一緒に作っていく。

また次回続きを。